頭皮手術の問題点
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ハゲている人の頭を観察すると、そのほとんどは頭頂部・前頭部の脱毛で、側面や後頭部は比較的ハゲにくいことがわかります。
頭頂部と側面では支配するホルモンが異なっていて、男性ホルモンの支配する頭頂部がハゲやすいのに対し、女性ホルモンの支配する側面はハゲにくいと言われています。
毛根移植は、比較的脱毛の起こりにくい側面や後頭部の毛根を脱毛部分へ移植するものです。
この方法は、カツラや人工毛を着けるといった方法とは異なり、あくまで自毛で髪を増やそうとするものですから、うまくいけばたいへん理想的です。
しかしあまり一般的には行なわれていません。
この手術の問題点として次の点をあげておきたいと思います。
(1)円柱(パンチ式)植毛手術
・手術後、一週間ほどは、化膿防止のため手術部分を消毒するので包帯がとれない。実際、頭に大ケガでもしたかのような状態となり、仕事、生活両面で不便である。
人からもかえって注目を浴びてしまう。
・毛根の移植では毛をそった皮膚を移植するため、生えてこないと成功したか失敗したかわからない。
その判断までに半年必要(毛根の多い部分の皮膚を移植しても、移植したあと必ずしも元のとおり成長するとは限らない)。
・一般的に一回の手術では、うまくいったところで増毛量は多くない。したがって数回繰り返さねばならず、負担が大きい。
・手術料金には、もちろん保険など適用されず、高額である。
・失敗したとき手術跡が残る。
・小さな脱毛部(傷や火傷)には効果的だが、進行性の脱毛症にはそもそもあまり向かない。
(2)フラップ式手術(有茎植毛法)
縫い合わせた部分の傷口が長年の時間経過でずれる、手術部以外の脱毛によって手術部だけが残ったり傷が見えたりするなど、完壁に満足する結果は得にくく、結局カツラでごまかしているというケースがほとんどです。
この手術も進行性の脱毛、つまり若ハゲには向きません。
ケガで一部頭皮が欠損した人などに向くもの考えたほうがよさそうです。
(3)頭皮縫合手術(頭皮伸展法)
手術例もまだ少なく、良否については述べにくいのですが、手術を受けた方の話によりますと、時間的経過で頭皮の緊張度が変わるため、縫合部がずれてたいへん醜い状態になったということです。
毛根移植以上に失敗した時は悲惨な状態になると思われます。
これらの手術的方法は医師により行なわれますが、一般の病院でふつうに行なわれているわけではなく、専門の開業医が増毛施術業者と提携して行なっている場合や美容整形外科、総合病院の形成外科で行なっている場合が多いようです。
以上見てきたように毛根の移植法にはまだまだ問題点も多いので、十分研究してから行なわないと後悔することが多いでしょう。
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