育毛剤:カロヤン
医薬品の力で「生える毛根」へ
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第一製薬のカロヤンシリーズは育毛剤ではめずらしい医薬品です。
医薬品の育毛剤としてはトップの売上であり、育毛剤全体から見ても不老林シリーズに次ぐシェアをもっています。
カロヤンシリーズの主成分は、塩化カルプロニウムです。
それまで円形脱毛症の治療薬として「アセチルコリン」が使われていました。
アセチルコリンは、神経に働きかけて血管を拡張し、血流を促進させます。
塩化カルプロニウムもよく似た働きをしますが、最初は胃下垂を治療する薬品として使われていました。
これを育毛剤として試してみたところ、アセチルコリンよりはるかに効き目が大きいことがわかり、一九六八年に「フロジン液」という名前で医療機関向けに発売されました。
これを市販薬としたのが「カロヤン」です。
塩化カルプロニウムを頭皮に塗布すると、真皮内の自律神経が刺激され、毛細血管が拡張し血流が増します。
それにより毛乳頭や毛母細胞の働きが活性化し、発毛が促進します。
塩化カルプロこウムはフロジン液として発売されてから二七年の実績をもち、臨床的にも有効性が確かめられ、しかも副作用などの危険性の少ない優秀な薬品です。
しかし、こと男性ホルモン型脱毛となると、短毛の発毛にはかなり効果があるものの、長毛の発生や成長には効果は小さいのです。
塩化カルプロこウムはあくまで血管拡張による血流促進効果しかなく、毛母細胞に直接働きかけるものではないというのがこの薬品の限界点です。
そのため、現在発売している「カロヤン・アポジカ」では「カシュウ」「チクセツニンジン」などの漢方薬を追加し、効果の向上を図っています。
カシュウ(何首烏)はタデ科のツルドクダミの根を乾燥したもので、漢方では強壮薬として使われてきました。
頭皮の皮脂過剰分泌を取り除き、塩化カルプロニウムの真皮や毛根への浸透を助け、その効果を高める役目をすると言われています。
チクセツニンジンはウコギ科のトチバニンジンの根を乾燥したもので、滋養強壮薬として使われています。
血行を良くし、毛根細胞の活性化を図ります。
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